ダブル イッシュ

このルールで大前提になってくるポイント。
個人的には2つ。


まず、第1に高種族値ポケモンの岩雪崩。
ここでの重要なポイントは、

  1. 全体攻撃であること
  2. S種族値108(テラキオン)と110(アーケオス)が使ってくること


先発でテラキオンアーケオスが出てきたときに、こいつらに何かしらプレッシャー与えられるものを持ってこないと、岩雪崩で場を荒らされる。
他ルールで誰もが体感しているであろう、あの怯みの確率も拍車をかける。
しかも、こいつらのS種族値は108〜と高いため、怯みによる事故を回避するために重要な"上から殴る"ということが容易ではない。
普段なら、両方に強いメタグロスというポケモンがいるが、今回のルールではメタグロスはおろか、バレットパンチすら使えないため、穴埋めがなかなか難しいと思う。


「怯みゲーで負けた、運ゲー乙」なんて嘆くのは論外。
こう考えると、後述のトリパも岩雪崩の存在は非常に厄介。


第2にトリパ対策。
モロバレル 114-85-70-85-80-30:464
ローブシン 105-140-95-55-65-45:505
シュバルゴ 70-135-105-60-105-20:495
ギガイアス 85-135-130-60-70-25:505
ランクルス 110-65-75-125-85-30:490
ムシャーナ 116-55-85-107-95-29:487


上に挙げたポケモンを始めとして、今作はキャラの濃いポケモンが多数登場したが、どれも遅い傾向が強い。
しかも、高火力・高耐久であることが多いため、1回トリックルームを決められてしまうと、非常に苦しい。
ここで重要なのが、以下2点。

  1. モロバレル
  2. メンタルハーブ


モロバレルは怒りの粉と茸の胞子を覚える上に耐久も結構高いのがポイント。
怒りの粉+高火力技だけでも厄介な存在だが、まずは怒りの粉+トリックルームでほぼ確実にトリックルームを通してきて、そのあとから高火力に繋げる流れが強力。
しかも、メンタルハーブをトリックルームを使うポケモンに持たせておくことによって、ボルトロスエルフーンなどの挑発にも対応している。
始動要員を止めるのは困難なので、トリックルームをさせないという考えではなく、されたあとの立ち回りが重要だと思う。


あとは上で書いた岩雪崩について。
トリパはトリックルームを決めるのが前提だから、当然岩雪崩による怯みなんかは大嫌い。
怒りの粉でも防げないので、怯み対策はトリパ側としても必須といっても言いと思う。
例えば、ワイドガードトリックルームなど。
低レベルモンメンいたずらごころを活かす以前に岩雪崩とか通常の攻撃で倒されるから、個人的には評価が低い。
それならちゃんとレベル50でエルフーン使った方が強いと思う。
少なくとも、今となっては対策が重ねられたレベル1ドーブルよりも弱いと思う。